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戦に勝ち、勇者を弄り殺し美女を犯し、無差別に金銀を略奪するは何のためかーっ!
天下を奪いて天下にあるものが、敵を選ぶとは何事だ!!
桁違いの悪の量、董卓
意外性の極まったその容貌も然る事ながら、
「粗野で下品で残忍な、悪の限りを尽した男」
という、どう切り取っても良くはなり難い伝承のイメージを、
「粗野で下品で残忍な、悪の限りを尽した男」
そのままに魅力的に描いてしまった蒼天版董卓。
実はこんな良い人の面もあったんですよ、的な描写は全く無く、
講談に語られるような、演出されたであろう悪逆なエピソードを、
更に人鍋で煮詰めたような悪の演出と、
不快感を催すべく描かれた幾多の残酷な描写。
しかして何故か、軽い侮蔑を選べないその存在感。
悪ならば、徹底して、悪。
悪の王であるからこそ、悪王の軍団足り得ない事は許さない。
幾多の、三国志を綴った物語の中で、
蒼天航路の董卓は、初めて魅力的だと感じた董卓でした。
作った時もノリノリ。
アニメ版は大塚芳忠氏(こちらも大好きです)が演じられるそうですが、さて。
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