×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「お 俺は 龍に なるのだ」
呂布奉先。
純粋な力そのものとして、何かの間違いで生み落ちてきたような男。
龍であろうとするままに、王の素質を開花させ、
そして実らせる事無く、臣下への想いに潰えた怪物。
「何処より来たか呂布
何処へ行くか呂布
ただひとりの呂布 」
蔵出し蒼天航路、最後です。
モチーフは後半、王の道へと歩み始めた後の呂布。
これは、最初から陳宮を作るつもりであった事から、
二人の関係がより魅力的となる、後半の絵で並べたいと考えた為です。
蒼天航路の胸像シリーズは、漫画の面白さに惹かれたのは勿論の事、
その中でも、呂布があまりに好きだったゆえに始まったものです。
造形も一番最初に着手し、その制作過程の中で全体の企画が定まってゆきました。
今でも、ただ一人だけ選んで作れ、と問われれば、呂布を選びます。
何度でも作りたい。
この他にも、まだまだ、作りたいものはありました。
途中まで原型が進行していたのが、許チョ、典韋、曹仁、夏侯淵、張飛の5体。
その後、楽しみにしていた郭嘉、楽進、孫策、諸葛瑾、甘寧、デブ袁紹……
今でも作りたいものを挙げればキリが無く、
また、上記の呂布や曹操は、何度作っても届く事は無いでしょう。
実際に製品として目処を立てるのはむずかしく、今後動ける事はそう無いでしょうが、
いつしかまた、もう少し歳を重ねたら、
製品などと関係無く、その時の目で、また挑みたいと思います。
自分の中で、風化することは無いでしょうから。
現在放送中のアニメ「蒼天航路」は、
作画など深夜アニメ枠として相当頑張った内容になっています。
しかし、長い原作を短くまとめねばいけない難しさや、
テレビ放送ゆえの一般性の追加、改変、
王欣太氏による「強大な漫画力」ならではの表現に対しての解釈の違いなど、
やはり原作漫画とは印象の違う、別作品と考えた方が良いかと感じます。
個人的には、今回アニメで存在を知られた方も、
是非、漫画「蒼天航路」を読んで頂きたいところ。
心の底からお勧めします。
さて、蒼天航路をご存知の方、アニメだけ知ってる方、ご存知無い方、
長丁場でしたが、お付き合いありがとうございました。
ファン視点で作品やキャラクターを語る機会はあまり無く、
自分でも少し妙な気分の10日間でした。
長年、中に浮いていた物ですが、
いい供養になった気はします。
成仏。
うむ、
ならばよし。
PR