平成の終わりに。 忍者ブログ
■1989年の1月7日、16歳の誕生日を迎えた日に昭和が終わり、
その翌年、末席も末席ではありましたが、
自分は立体の業界に身を置かせて頂きました。
それから30年。平成は、自分の原型師としての日々と、
ほぼ同じ時間を指す元号でありました。
 
元号そのものに、僕個人が大きな意味を感じているわけではありません。
それは正月やクリスマス、誕生日であっても同じです。
時間は常に過ぎているものであり、
その瞬間をもって唐突に変わりはしませんから。
 
それでも、何かしら時間に名称が付くことで、
その時自分がどうであったのかを振り返る一里塚にはなります。
あの日、学校にも在籍せず、行先を案じていた不安な中、
こたつに潜り込んで目を閉じていた事を今も覚えているのは、
それが「昭和が終わった日」であったからでしょうし、
もしかすると、その後の行動も、
「何か新しい時間が始まった気がする」
という思い込みに背中を押されたのかもしれません。
 
現実として何かが変わるわけでは無くとも、
それが行動に繋がるきっかけになり得るのであれば、
それはおそらく、無意味では無いのだろうと。
中々に踏ん切りが付けられない、優柔不断な自分としては、
悪くは無いものと受け止めております。
 
■自分の関われた仕事で、
平成最後に発売された製品は、メガミデバイスのストライクラプターでした。
原型師としての日々の中で、大きく舵が切り替わったのは、
2003年から販売を始めた、レジンキットのレイキャシールで、
そこから、武装神姫やプラモデル版のレイキャシを経て、
未だ血が繋がるシリーズを続けられているとは思いませんでした。
此処に関わっている人達との戦友感は、ちょっと特別です。
 
■平成最後に発表された造形物は、SIC仮面ライダー龍騎
SICという、自分の技能からは程遠いと思っていたブランドに、
自分が一番好きだと思える平成ライダーで関われた上、
最高に敬意を持てる人たちと共に競う形になるなど、
想像もしていませんでした。
 
■令和最初に発売される製品は、チトセリウムのプラチナム
人間の好みは、何十年経っても変わらないなと痛感します。
チトセリウムほど、自分の趣味を思い切り反映した製品は無かった気がします。
中学生の自分に伝えてやりたい。
めちゃくちゃお前が好きそうな人形を、
お前みたいなのと長く付き合ってくれている人たちと、膝を突き合わせて作り、
模型店に並べられる日がやってくるぞ、と。

■プラチナムは先行販売もありましたので、
令和最初に完全な新作として発売されるのは、
ダークアドヴェントのソフィアになります。
アルファマックスさんは、母体は香港のメーカーさんで、
製品開発スタッフも皆、香港の人たちです。
ここで得られる経験は、これまでと違う驚きと新鮮さがありました。
大変さもあります。けれど、他と違うやりごたえも感じています。
 
 
■このタイミングで関われた仕事を挙げるだけでも、
自分は幸せものであったなあと思えます。
本当に、運に恵まれました。
願わくば、明日からの日々がこれまでと変わらず、
しかしこれまでより頑張れる日々でありますことを。
 
 
 
 
 
 
■ここまでは4月28日に書いて、
寝かせておいたテキストになります。

本当は今日、友人の家で酒を呑んでいるはずでした。
仕事が終わりません。
終わりません。
終わっていないのです。
 
平成ーーーーーー!
おまえは!遅れている仕事に追われながら終わる!
令和ーーーーーー!
おまえは!遅れている仕事に追われながら始まる!

 
 
 
 
 
 




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