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昨年夏、ワンフェス会場で発表しました、新パラベラム「セカンドメゾン」が
ようやく製品版として発売されます。
本日あたり、通関を越える所ですので、早ければ来週から通販開始できるかも、という所です。
今までのパラベラムに比べ、バリエーションに富んだ構成ですので、
様々な使い方が出来るかと思います。
まずは内容のご紹介。
もう思いっきりわかりやすく、MMS用の部品です。
改造用土台としての背骨、スカート基部用のベルト、胸パーツ対応のツメ。
ベルトは、腰の左右で勘合接続となっています。
後ろ~横から見た図。
サイドの丸ポチまでが背骨、それより前がベルトです。
この背骨をベースに、自作パーツを貼り付けるようにすれば、レジンキットの開発も楽かな、と。
ベルトは丸ポチ内側の勘合で固定されています。
丸ポチは、パラベラム・オートクチュールの3.3mmピンが接着できるサイズになっています。
見栄えは今ひとつですが、改造土台としての前提なので、
基準になるディティールが無いと、キットの部品として使い難いなと思って付けました。
背骨はもう一種類つけました。
背面にアームの付かない、純粋なベルトの形状をしたものです。
見栄え優先のスカートアーマーを作りたい時用。
背骨2種は、MMS1st、3rで使用できます。
2ndは全てを検証したわけでは無いのですが、アイテム次第かと。
接続ピンは2本出ていますが、3rdでも無改造で接続できました。
ベルトは1stのみ使用できます。
胸用のツメは、そのままベースとして使える一体型のものと、
下側のツメだけに限ったものが付属します。
下側だけのツメは、ギリギリまで薄くした胸、軟質整形の胸などに。
構造上、MMS1st、3rdのネイキッドボディ付属胸に使用できます。
MMS1st(無印MMS)には、生産工場を変え再設計された、
便宜上「1.5」と呼ばれている素体が存在します。
この1.5は、微妙に1stと成型が違い、勘合の具合も違ってきます。
その為、このパーツは1.5だと若干キツめの勘合となります。
脛用のジョイント基部です。
MMS1基準のスネパーツが自作できるようになります。
MMS1stのみで使用できます。
1.5の場合は勘合がキツめになります。
余った所に、紛失しやすい上腕と手首用のリングを入れました。
とはいえ、成型品は黒と白のみの展開ですので、
肌色素体にはあまり役に立たないかもしれません。
上腕を通して接続するリング状の土台と考えて下さい。
背骨をMMS3rdに接続してみた図です。
(素体はトライ品ですので、えげつない色になっております)
奥まで刺しており、お尻の方はピッタリと繋がっていますが、
背筋のソリがMMS1stと違う為、二本目のピンは接続の邪魔になりません。
これは、3rd素体を開発していたが故に出来た事!……とかでは無くて偶然です。
正直、僕もピンを一本切り飛ばさないと付かないと思ってました。
セカンドメゾンの設計、実はかなり古く、3rdの設計よりも前なのです。
細い方の背骨(というか背面ベルト)を、3rd素体に付けてみた図。
上から見ると隙間が心元無いですが、下部は密着している為、見た目よりは安定しています。
ここで、ちょっと互換性についてのお話。
1st素体と3rd素体、残念ながら部品の共用に限界が出てしまいました。
コナミの担当さんも、設計段階ではコンパチ化に相当こだわっていて、
ネイキッド付属の、1st胸武装用の基部パーツ付属などは、
その意気込みのあらわれです。
あの部品はコナミさんサイドのオファーによるもので、
浅井よりもコンパチへの意気込みはよほど強かったと思います。
その為、設計段階では、スネのジョイントも共用で作られていました。
今回、浅井は製造に関わっていない為、詳細は知る立場に無いのですが、
そのままで進めると、破損率が高まる可能性が出てきたそうで、
泣く泣くあの仕様になったようです。
これはあくまでも浅井の憶測、妄想にすぎないのですが、
3rdの製造工場は1.5素体も手がける工場で、製造精度は1stの工場よりも高いところですので、
技術的な低下が発生したとは考え難く、
もしかしたら破損などに対するクオリティ基準を引き上げられる必要があったのかもしれません。
(こういった基準は年々厳しくなる傾向にあります)
首は旧製品のうち一部商品のジョイント径が違った為、流石にどうともなりませんでした。
径の違う組み換え用のレジン製首パーツとかできないかなぁ。
胴体フレームをバラす必要が出てくる為、自己責任前提になりますが……。
脱線しました。セカンドメゾンの紹介に戻ります。
パラベラム「オートクチュール」に付属していました、3.3Cと呼ばれる部品。
対となる3.3Pと軸を差し込むキャップ状の部品なのですが、
ヘタった3.3㎜軸に対応すべく硬く調整した為、使いづらいという御意見を頂いておりました。
また、3.3Pに対し、数が少ないという御意見も。
今回、新品のの3.3P及び3.3mm軸に対応すべく、同様の形状で軸系を緩めに調整した、
3.4Cが8個付属することになりました。
これでオートクチュールの3.3Pが無駄に余る事無く御使用いただけると思います。
セカンドメゾンのもうひとつの主役というか、利便性の高いアイテムがこちら。
パラベラム「プレタポルテ」に対応した、ボールジョイントの受け側です。
プレタポルテのジョイントは、首の長いものと短いものが入っています。
その理由がこれ。(何年越しの振りなんだ)
首の短いボールは、通常の丸い受けに、
首の長いボールは、四角い、180度まで可動する受けに使用します。
丸い受けは、レジンキットに埋め込む前提で開発されていますから、
接着ダボとして短い軸のみが出ている形状が基本となっています。
入数は、丁度プレタポルテ1枚分。
7㎜ボール用四角受け×2
7㎜ボール用丸受け×2
6㎜ボール用丸受け×2
5㎜ボール用四角受け×2
5㎜ボール用丸受け×2
5㎜ボール用丸受け(ロングネック)×2
POM製ボールのプレタポルテと、ABS製受けジョイントのセカンドメゾンは、
レジンへの組み込み相性も良く、MMS以外の可動キットにも役に立つかと思われます。
随分と時間がかかってしまいましたが、これで当初出したかった、
MMS用パラベラムがそろいました。
僕も暫く遊んでみようかと思いますので(遊んだ結果は中途でも載せていきます)
面白そうだと思われたら、一度手にとっていただければ幸いです。
価格は一枚200円となります。
よろしくお願い申し上げます。
実はもうひとつジョイント……と言えるようなものでもない簡単な部品なのですが、
今までレイキャシやブルーラインで行ってきたような、
ネジ止め可動用部品の金型が進行中です。
簡単に書けば、細いピンバイスで穴を開ける必要のない、短いパイプのような部品で、
組み立てる人間の技量に関わらず、安定した可動が可能になる……はずです。
今後もネジ止めの可動レジンキットを続けるならば、必要であろうと着手しました。
お待たせしてしまっている、ブルーラインはこちらの部品基準となります。
この話はまたいずれ。
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