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その翌年、末席も末席ではありましたが、
自分は立体の業界に身を置かせて頂きました。
それから30年。平成は、自分の原型師としての日々と、
ほぼ同じ時間を指す元号でありました。
元号そのものに、僕個人が大きな意味を感じているわけではありません。
それは正月やクリスマス、誕生日であっても同じです。
時間は常に過ぎているものであり、
その瞬間をもって唐突に変わりはしませんから。
それでも、何かしら時間に名称が付くことで、
その時自分がどうであったのかを振り返る一里塚にはなります。
あの日、学校にも在籍せず、行先を案じていた不安な中、
こたつに潜り込んで目を閉じていた事を今も覚えているのは、
それが「昭和が終わった日」であったからでしょうし、
もしかすると、その後の行動も、
「何か新しい時間が始まった気がする」
という思い込みに背中を押されたのかもしれません。
現実として何かが変わるわけでは無くとも、
それが行動に繋がるきっかけになり得るのであれば、
それはおそらく、無意味では無いのだろうと。
中々に踏ん切りが付けられない、優柔不断な自分としては、
悪くは無いものと受け止めております。
■自分の関われた仕事で、
平成最後に発売された製品は、メガミデバイスのストライクラプターでした。
原型師としての日々の中で、大きく舵が切り替わったのは、
2003年から販売を始めた、レジンキットのレイキャシールで、
そこから、武装神姫やプラモデル版のレイキャシを経て、
未だ血が繋がるシリーズを続けられているとは思いませんでした。
此処に関わっている人達との戦友感は、ちょっと特別です。
■平成最後に発表された造形物は、SIC仮面ライダー龍騎。
SICという、自分の技能からは程遠いと思っていたブランドに、
自分が一番好きだと思える平成ライダーで関われた上、
最高に敬意を持てる人たちと共に競う形になるなど、
想像もしていませんでした。
■令和最初に発売される製品は、チトセリウムのプラチナム。
人間の好みは、何十年経っても変わらないなと痛感します。
チトセリウムほど、自分の趣味を思い切り反映した製品は無かった気がします。
中学生の自分に伝えてやりたい。
めちゃくちゃお前が好きそうな人形を、
お前みたいなのと長く付き合ってくれている人たちと、膝を突き合わせて作り、
模型店に並べられる日がやってくるぞ、と。
■プラチナムは先行販売もありましたので、
令和最初に完全な新作として発売されるのは、
ダークアドヴェントのソフィアになります。
アルファマックスさんは、母体は香港のメーカーさんで、
製品開発スタッフも皆、香港の人たちです。
ここで得られる経験は、これまでと違う驚きと新鮮さがありました。
大変さもあります。けれど、他と違うやりごたえも感じています。
■このタイミングで関われた仕事を挙げるだけでも、
自分は幸せものであったなあと思えます。
本当に、運に恵まれました。
願わくば、明日からの日々がこれまでと変わらず、
しかしこれまでより頑張れる日々でありますことを。
■ここまでは4月28日に書いて、
寝かせておいたテキストになります。
本当は今日、友人の家で酒を呑んでいるはずでした。
仕事が終わりません。
終わりません。
終わっていないのです。
平成ーーーーーー!
おまえは!遅れている仕事に追われながら終わる!
令和ーーーーーー!
おまえは!遅れている仕事に追われながら始まる!
■去る3月22日に、S.I.C.20周年企画、SICコロセウムの造形作品が発表となり
ともなって、その投票が開始されております。
浅井は仮面ライダー龍騎を担当させていただきました。
なぜ一週間以上も前の話題を書いているのかというと、
投票開始時、出張中で自宅を空けており、
タイミングを逃してしまったことと、
現在も泣きながら修羅場にこもっている最中だからです。
S.I.C.Superior Imaginative Colosseum
背景のミラーは、まさか!というとんでもない方の手によるもので、
(言って良いかわからないので今は伏せます)
高瀬ゆうじさんの撮影により、とても豪華な画にしていただきました。
造形依頼を受けた時期には予想だにしていなかった、
ライダータイム龍騎スピンオフと時期が重なるなどもあって、
自分にとっては望外に恵まれた発表となりました。
投票数や各SNSのリツイート数などにより、
商品開発の為の優先順序が決まるというシステムになっているのですが、
公式サイトからの投票は、毎日一回の投票が可能で、
かつ、一回の投票はSNSでのリツイートやいいね100回分となりますから、
投票終了となる4月16日まで、一日単位で大きく変動すると思われます。
(追記:更に一時間ごと10ポイント投票できるそうです)
今回参加の皆さんは、どなたも超一線級の方々であり、
幾度となく逃げ出したくような葛藤に駆られましたが、
何とか踏み留まり完成まで至りました。
是非ご覧いただけますと幸いです。
よろしくお願い申し上げます。
■更に遡る3月5日には、参加にあたってのインタビュー動画も公開されてます。
収録が10月末で、まだ造形開始前でしたので、ほぼ妄想で話してます。
インタビュー動画ページ
ちょっと自分の顔を見るのが不得手でして、鏡を見るのすら苦手なもので、
自分の目に入る範囲では顔出しをNGとさせていただいているのでした。
トークイベント等では自分の顔が見えないのでそのままですが、
雑誌取材など、記録に残る形では、昔からずっとNGなんですよ。
本当言うと自分の声も苦手。
変声機付きマスク作ろうと思って何年も経っちゃったなあ。今更だわあ。
■本年もよろしくお願い申し上げます
昨年から、ちょっと経験が無いくらいに慌ただしくなっておりまして、
毎日がワンフェス前日のようで、
更にそれが2ヶ月続いております。
今の僕を絞ると、真っ黒いのに紫色の煙を放つ、
蠱毒の副産物みたいな汁が出てくると思います。
多分、金属に混ぜたら、ホワイトメタルでも獣の槍になるやつ。
■もう20日も前になってしまいましたが、
6日にロフトプラスワンで行われました、
メガミデバイス2周年ミーティングに起こしくださった皆様、
まことにありがとうございました。
皆様のおかげで、大変なごやかなイベントになりました。
まさにホームといえるような空気であったと思います。
徹夜のまま挑んだもので、多少記憶に欠けがあるのですが、
嬉しい気持ちでいっぱいです。
■また、翌日7日は、自分の誕生日であったのですが、
ケーキやお菓子等、プレゼントの差し入れも頂きました。
こちらも本当にありがとうございました。
食べ物は全て頂きましたし(酒以外、それは修羅場過ぎてから)、
マグカップやお皿も、早速使わせて頂いております。
感謝のかぎりです。
■そしてメガミデバイス2019年最初の製品として、
武装神姫コラボの「エーデルワイス」が発売になりました。
キャラクターとしてのコラボ復活ではありますが、
武装神姫のロゴが記された製品が、また発売されようとは。
あらためて、こんな事もあるのだなあと感慨深くなっております。
■自分は46年を迎え、メガミデバイスは3年目に突入します。
幸い、双方ともにまだ終わる気配はありませんので、
引き続き、何卒よろしくお願い申し上げます。
20周年を迎えるS.I.Cブランドの新企画、
「SUPERIOR . IMAGINATIV . COCLOSSEUM」
に「仮面ライダー龍騎」担当として参加させていただく事になりました。
自分の他にも、新たなクリエイターとして、
仮面ライダー クウガを、大山竜さん、
フォーゼを、坂本洋一さんとKOMAさんの、メタルビルドコンビ。
レジェンド枠として、これまでもS.I.Cの世界を形作ってこられた、
安藤賢司さんがゴーストをご担当されます。
■S.I.Cは、竹谷隆之さん、安藤賢司さんをはじめとして、
様々な造形家の皆さんが、長い時をかけて練り上げてこられ、
今も進化を続ける遠大な造形作品の世界です。
関わらせて頂く事自体が光栄なお話であり、
また恐縮してしまうのも事実ですが、
個人的に、愛してやまない「龍騎」という事もあり、
僭越ながらお受けさせていただきました。
何卒、ご期待いただければ幸いです。
■次の28日、日曜日、先日もお知らせ致しましたが、
インテックス大阪「おおさかホビーフェス」にて、
13:00より行われる「メガミデバイストークショー」に出演致します。
こちらもよろしくお願い申し上げます。
模型イベント「第3回 おおさかホビーフェス」が開催されます。
その「おおさかホビーフェス」にて、
ランペイジの鳥山さん、コトブキヤの野内さんと共に、
「メガミデバイストークショー」に出演させていただきます。
10年ほど前、大阪のガレージキットのイベントには、
何度も参加させて頂いておりましたし、
仕事の関係で、今も毎月大阪には足を運んでいるのですが、
大阪での企業主催の模型イベントに登壇させていただくのは初めてです。
僕は大阪出身ですので、十代前半の頃は、
毎年、今はなきホビージャパンフェス大阪(※)に並んだものですが、
今はこんなに大規模なイベントがあるのですね。
ワンフェスや東京のホビーショーで、
メガミのステージをご覧頂いた方はご存知かと思いますが、
「いつものメガミデバイストークショーのアレな感じ」
で大丈夫なのかどうか、いささか不安もありますものの、
これまで無かった機会ですので、
ご興味をお持ち頂ける方は、是非お越しいただければ幸いです。
「第3回おおさかホビーフェス」
10月28日 インテックス大阪3号館
「メガミデバイストークショー」
南ステージ13:00~14:00
※ ホビージャパンフェス大阪
現在開催されているボードゲームのイベントではなく、
雑誌ホビージャパンの作例展示やコンテスト、
ガレージキットメーカーの出展を中心としたイベントでした。